もたい耳鼻咽喉科

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副鼻腔炎(ちくのう症)の話

風邪をひいて鼻汁がでますが経過によってはこの鼻汁が黄色く粘るようになることがあります。鼻を診察していてこのような鼻汁をみると耳鼻科の医師として少し心配になります。それは風邪から副鼻腔炎へ悪化したことを意味するからです。

「ちくのう症」って何?

「ちくのう」という病名はよくお聞きと思いますが正式には「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」といいます。では副鼻腔とはなんでしょう。頬の骨、額の骨、目の周りの骨はぎっしりとつまった硬い骨ではなく中が空洞になっています。この鼻の周囲の骨の内部の空洞を副鼻腔と呼びます。副鼻腔は本来無菌状態なのですが、副鼻腔と鼻の中(鼻腔)は小さな穴で繋がっているため風邪などで鼻の中に雑菌が増えると副鼻腔の方にも細菌が侵入してここで増殖します。この状態が副鼻腔炎です。

なぜ鼻水に色がつくの?

副鼻腔(ふくびくう)の中に細菌が入るとそこで増殖し、化膿した状態となります。つまり「うみ」がたまることになります。副鼻腔は鼻の中へ小さな穴でつながっているため副鼻腔にたまった「うみ」が鼻内へ流れ出てしまい鼻汁に黄色い「うみ」が混ざるため鼻汁が粘って黄色くなります。この「うみ」が多くなればなるほど黄色から緑にみえてきます。いわゆる「青ばな」がでるといった状態になります。

なぜ副鼻腔炎はいけないの?

黄色い鼻汁は鼻の奥の方へ粘りつくようにたまろうとします。鼻をかんで簡単に出せるような鼻汁ではありません。小児が風邪をひいたあとに気管支が悪くないのに痰のからんだ咳がいつまでもつづくばあいは副鼻腔炎の鼻汁がのどに流れて溜まっている場合があります。また中耳へ鼻汁の細菌が入り急性中耳炎になったり、中耳への空気の流通を邪魔するため耳に水が溜まる中耳炎(浸出性中耳炎)をおこしやすくします。副鼻腔炎を放置したため鼻腔内にポリープが発生することもあります。

気をつけたいこと

風邪を引いて治療をしていても鼻汁だけが止まらないということが小児にはよくあります。長引く鼻汁は副鼻腔炎になっていることが多く、とくに透明な鼻汁ではないときは要注意です。耳鼻科の受診をお勧めします。

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